花笠人形印

ヤマコン通信 平成17年9月号

 山形では、日中30℃を越す残暑厳しい日が続いていますが、朝夕は涼しく秋の気配が感じられる気候になりました。

 東北南部は平年よりだいぶ遅く、8月3日に梅雨明けが宣言されました。梅雨明けした後も、太陽がカッと照り付ける夏の日が少なかったように感じられます。ただ、米は、穂が垂れ始めてきており、作況指数の発表はまだですが、農家の方の話に寄れば「ほぼ平年並み」ということでした。

 9月4日には、「6mの大鍋に里芋3t、牛肉1.2t、コンニャク3,500枚、ネギ3,500本、味付けの醤油700リットル、隠し味に日本酒50升、砂糖200kg、そして水6tを入れ、6tの薪(ナラ材)で煮炊きする  第17回 日本一の芋煮会フェスティバル」が開催されます。
 今年も楽しいことがいっぱいです。詳しくは、ホームページをご覧ください。

 8月26日に台風11号がやってきました。昨年も同じ時期に台風に襲われ果物に大きな被害が出ましたが、幸いなことに今年は山形での被害は無かったようです。

 山形発の夏の味覚といえば、「冷やしラーメン」は全国的にも有名でしょうか。ここでは、有名でない地域限定の隠れた山形の夏の味覚をご紹介いたします。
 まず、マヨネーズ入りの冷やし中華です。冷やし中華にマヨネーズをかけるだけですが、これが結構いけます。地域によっては、冷やし中華を頼むとマヨネーズがついてくるところもあります。
 次に、鯖缶ソーメンです。これも、ソーメンの汁に鯖缶を入れるだけです。見た目は悪いですが、これもまた結構いけます。
 最後は、酢だまり(酢醤油)をかけたカキ氷です。当然、イチゴなどのシロップがかかっているカキ氷に酢だまりをかけて食べます。ゲゲっと思いますが、その地域の方によれば、カキ氷を頼んで酢だまりが出て来ない事に違和感を感じるそうです。残念ながら、これは私も体験していません。
 夏ももう終わりですが、山形に来て、「夏の味覚」をぜひ味わってみてください。

過去の通信